ヱヴァンゲリヲン序 新作部分入り予告編

http://freemv.b-ch.com/view/eva/tr_01.html

ううん、凄い。
かつて富野監督はめぐりあい宇宙の作業が真っ盛りの時期に、平行して制作してたイデオンの発動篇のフィルムを見て「新作したフィルムの新鮮さは目が洗われるようだ」とイデオンライナーノーツに残してるが、これはこういう事なんだろうか?

めぐりあい宇宙だって、75%の新作カットを安彦良和が全カットレイアウトした、完全新作に近いフィルムではないか。何の不満があるのだ!やはりコンテレベルで全く新しい作画でないと気が乗らないのか? 贅沢な。とおもっていたわけだが、このエヴァの新作部分を見ると、見る目が変わるな。
一体どれくらいのコンテを切り直したのか? 現存するフィルムは全く使われないらしい。 当時の本編は16ミリでつくってある筈で、35ミリで作った劇場版の新作映像と一緒にかけるのが嫌だったのだろか? 原画レベルで保存してあったアレを再度動画を割り直し、新しい色指定でコンピューター彩色したんだな。
うーん。

正直最初は庵野秀明、またエヴァに戻るか・・・と思った訳だが、この辺りまで行って、もう一回やるのならば良いかもしれない。 もはやフィルムの寿命を延ばすというのとはレベルの違う話のような気がするし。

エヴァだったら、この位やって劇場を四回分押えてもお金が出るでしょう。
キューティーハニーだとそうは行かなくても、エヴァならば。

あと4回分、お金を払う価値はありそうだ。

劇場版新世紀エヴァンゲリヲン特報2

http://eva.yahoo.co.jp/gekijou/index.html#movie
シンジがいて、レイがいて、トウジ、ケンスケ、イインチョが居て、カヲルが居るのに、アスカが居ない。
そんな構成のエヴァンゲリヲンのポスター

あとスタッフリストに、総作監鈴木俊二の名前。

庵野監督は鈴木さんのサルベージに成功したのかな!!もしかして!
すげー。

やわらか戦車経済圏

http://aniota.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1309
えーと、やわらか戦車を取り巻く経済ですが、キャラクタービジネスである以上、そこにあるのは(映像ソフトそのものも含めた)商品化権でありますな。
やわらか戦車自体は、同人アニメで、製作委員会(と称する権利保持団体)が無く、連合軍と称する商品化権の管理団体があるだけで、連合軍には、後から何ぼでも参加できるわけですよ。ぬいぐるみ屋がたとえば何社か同時に参加できたりするわけでしょ? これはバンダイ的な独占による商品化の発想からはずいぶん遠くに跳躍した感じです。<この動き自体ははっきりと良いものでしょう。

なにより、やわらか戦車Web2.0的なのは、その宣伝媒体がWeb2.0といわれるものの中心だったというだけで、普通に雑誌媒体で広まってたら、ほしのこえと大差無い訳ですよ、正味の話が。


あとは、制作側のコストが異常に安いのが、世間の凡百のアニメとの決定的な差なんでしょう。>だから自然とライセンスの代金も安くできそう。
もしくは頭数で割らなくて良いので、作者が結構潤いそう。


商品自体の発想が貧困なのは、同感。
でも、キャラクタービジネスである以上、このへんが限界なんでしょう。
後は練り物位じゃないの?出せるのって。


あと書籍とそのアフィリエイトも経済圏(w

中国スゥィーパー衛星打ち上げ

http://www.geocities.jp/space_launches/geonews/spacenews/news-07043.htm

この間の中国の面白実験(他所の国のスパイ衛星を、ミサイルで破壊するとか言う奴)に関しては、その非常識さが関係各所で失笑と怒りを買っていたが、
その中国自身が問題の収拾のために、スゥィーパー衛星を打ち上げる事にしたようだ。
内容は、大型の太陽電池に、姿勢制御用のバランスウェイト、アポジモーター、デブリの探知装置とそれに連動したレーザー砲からなる模様。
中国政府は、このスゥィーパーを使って、前回の実験で撒き散らしたデブリの50%程度の除去を予定している。

ところで、ここ数年の宇宙開発ネタとして、2018年の軌道エレベーター完成というネタがあるかと思うのだが、これはおそらく静止軌道からのカーボンナノチューブのリボン一本と静止衛星軌道の中間衛星(発電衛星機能含む)とカウンターウェイト(地球の反対側に伸びるエレベーターのバランス用のオモリ)という最小限の構成で行くと思われる。
軌道エレベーターの可能性を示したアーサーCクラークの小説”楽園の泉”でも一切言及されなかった実現の障害として、静止軌道以下の軌道に大量に存在するデブリ群が問題視されていて、
クラークは”そんな物は無い”という前提で小説を書いてたんだが、その辺の軌道を通るとすると、カーボンナノチューブ一本で支える構造のエレベーターをどうやって作るんだろうと思っていた。
大柄なデブリバンパーとかを問題の軌道(大気のブレーキが利かない中高度の軌道にも満遍なくデブリは飛んでいると思うのだが)に張り巡らせてエレベーターを保護するという策も可能なんだろうが、現実的にはレーザーで一個一個デブリを無き物にするという解決策が示されたわけだ。

今回のミッションでどれくらいのデブリが除去されるかは謎だが(検出できるデブリの大きさには限度もあるだろうから)上記のような理由から特にアメリカが固唾を呑んで効果の程を見守っているような気がするのは、気のせいだろうか?

追記]
中国は対衛星衛星兵器も打ち上げて、他国に対して、借りを返しながら実験機を軌道投入してテストもできるって寸法ですか?
地上でできるか?この手のレーザーの実験。

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)