ローレライ二回目

二回目ですよ。
一回目の感想はMIXIに錯乱気味に書いてあるから適当に掘り返して見ろ、お前ら。

で、だ。 意外にもローレライは二度目の鑑賞に耐える映画であった。
ちょっとびっくりだ。
最初に見に行ったときには、”読後感がイマイチだった原作”に自分が思いのほかハマッていたのを気付かされる位、原作読者として見ていたのだった。 即ち薄っぺらい、テーマがズレている(何と比べて?)、て、いうか、テーマが無いじゃん云々であるよ。
まぁしかし、なんか勿体無いと思って(だって特撮映画を映画として楽しまないなんて勿体無い)近所の映画館でレイトショーが1200円なのをいいことに再度見に行ってきたのだ。

いやぁ、相変わらず脚本はやっぱり詰め込みすぎの喰い足りない、主人公格は艦長に偏りすぎではあったものの、初見の時より、シーン毎の緩急のつき方とかメリハリなんかが気にならなくなってて、面白く観れたなぁ。
一方特撮部分に関しては一回目で平気だった部分に粗が目立つ・・・これはもう、どうしようもないことなんですか? 時間さえあればなんとかなるんでしょうかね?

でもやっぱり第二次世界大戦当時の日本に対して何の描写もしてないってのは変だと思うな。

911以降現在のイラクに至る”進んで死んでゆく彼ら”(イスラム文化圏)の事を日本人が何にも感じないで漠然と見ているのは結構鈍感だと思うんだが、どうよ?
なんであんなに同胞が死ぬのを平気な顔をして見ていられたのか?と思う日が彼らにも来るのか否か?
もちろん社会状況もあれば国民性もある、何がフックになってそんな状況に陥ったかという時代の雰囲気なんかも色々違ってはいるんだろうがね。

あの頃の我々は、なんと発狂していたのか?という事を描いても全然エンターテインメントとして成立すると思うんだが、何でもショーアップ、小学校に包丁もって迷い込んだキッカケはー!でお馴染みのフジテレビは、全部綺麗に棚の上にのっけてケツを捲くったのかも知らん。 お前なんかライブドアどころか、ピカ通にでも買われてしまえ。ボケが。

最終的に気に医らネェという感想には代わりが無い。 そして、気に入らない対象が一箇所だってのも、初見の感想と変わらない。 気にいらネェ。