Zガンダム 新訳二章 恋人たち

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駄目だ、未だにこのサブタイトルが寒イボ立つ。
とりあえず一章の本編を見た後の印象は旧作画の辛い絵と新作画部分の浮きっぷりの見事さであった。
1シーンの中で新作画と旧作画のカットの行き来があったりして、面白すぎる編集が素敵の無敵である。

二章の新作部分で固められた予告編を見るに(CGモロわかりの戦艦書き送りシーンはどうかと思う)もはや、その新旧作画水油状態で制作続行なのがよーくわかる。
大変だなぁ。

個人的にはダンバイン以降のサンライズのTVアニメの作画を劇場の大スクリーンで見るのは大変辛く、長期で回収可能な劇場版は、せめて全部新作画、もしくはめぐりあい宇宙並の75%程度の改修で挑んで欲しいところである。
じゃないとみてて辛いですよ。

 当時の事を今にして思えば、安彦良和の仕事が、大方氏のフィーリングで行われていた印象がありますなぁ。
だって、(個人スタジオが無いのもフォロワーが少ない原因かも知れないが)比較的長期に一緒に仕事をしたアニメーターで安彦クローンになった人、誰からも認定される安彦クローン作画の人はあんまり居ないと思うんだが、ビィーボォーのアニメーターは例外なく湖川クローンになっているでは無いか。


 もちろんビィーボォーは新人の育成が出来てて、体系化出来ている湖川クローンの育成機関だったという一面があるんだろうが、消費する側からすると、もう、一時期のサンライズがコガワっぽい絵ばっかりの(しかもイデオンのような、本当の味のある湖川絵を満喫することは殆ど無い)辛い状況の時期が長かった。


ガンダムに関して言えば、安彦絵の時期なんざファースト一本きり、ギリギリF91が当時の安彦漫画テイストを拾っていたような気がするが、Z,ZZ、逆襲のシャアまで、びったり湖川絵ですよ。
もうアニメーターの力量的には、たとえば松本零士より遥かに松本零士な絵を上手く動かせる時代なんだから、再度制作されるガンダムシリーズは、もう安彦クローンテイストで再作画してくれ。 ビィナス戦記位でも全然OKなんですけど、あ、美樹本晴彦の絵は結構です。

別に最近のシードとかはどうでも良い(見てないからな。)が、本当に、80年代中盤のアニメの辛さを前面に出したりしないでくれ。
なんであの当時のアニメの絵は、こんなに見てるのが辛いんだろう・・・。


ところで、ゴーグの頃の土器手司って、安彦良和みたいに、第一原画を一人で描いて、第二原画に廻わすやり方で作監作業をしていたのだろうか?
知ってる人居ます?