よしもとばななの食生活

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森博嗣・MORILOG ACADEMY
ゲスト講師/よしもとばなな

ひとつのものをつくるとそこから次の料理が派生し、それが翌日につながっていくものなのだ。たとえばごはんを炊く。翌日、残ったごはんをおにぎりにするも、前日のおみそ汁がもうない。冷蔵庫を見ると人参しかない。そこで人参のクリームスープをつくるとおにぎりに合わないので、思い切っておにぎりを洋風にしてチーズを入れる。みたいな感じ。わかるかなあ。
 ちなみに前に父がごはんをつくったときのメニューは、ほうれんそうの炒め、ほうれんそうのおみそ汁、肉とほうれん草の煮物、ほうれんそうの入ったオムレツであったが、これは、単にほうれんそうがたくさんあっただけでつながりがあるとは言えません。

このエントリーでは、連綿とつながる生活の香りから漂う永続性とそれに対する安堵感のような物がうっすら見えてきたりする人もいるのだろうが、やはり言いたいことはこれである。


吉本隆明の料理サイコー