フィアットパンダ フルモデルチェンジ

http://www.webcg.net/WEBCG/news/000015491.html
フィアットパンダがフルモデルチェンジをした模様。
元々パンダは80年にデビューしたイタリアの大衆車で、基本的に直線を使ったボディが特徴的な車。設計段階で部品製作精度の低い発展途上国で生産されることを念頭においていたので複雑な三次曲面の無い直線基調で全体がまとめられている。

てな感じの車で、なんと製作総指揮をデザイナーが執った車である。　その人の名はジョルジェット・ジウジアーロ、イタリアのトリノでイタルデザインという会社でデザインをしていた。
大衆車で目覚しい功績を上げた人（だと、俺は思っている。　もちろん代表作にはスーパーカーも多いが）で、この人がパッケージングまで手がけた名作大衆車はゴルフ１やらパンダやらデルタやら、その名で一時代築いた物が多数あるのだった。

パンダは80年にデビューし、99年にヨーロッパの衝突安全の基準が代わるまで生産され続けた、名作大衆車の評価を広く受けている車である。
で、それのモデルチェンジなんだが、なんだこりゃってな出来で、ほんとに名作と言われるものの続編、リメイクの類は物凄く難しいのだった。

BMWのミニは成功してますとか、VWのニュービートルは大成功ですとか、すでに元の大衆車と乖離したファッションアイテムとして成功してる車なら売れてる物も一杯あるんだろうけど、あんまり、先代の意思を現代に生かしたようには見えないなぁ。　やはり、リメイクの類は難しいのだと思われる。

自動車会社は過去の名作に頼らない、ブランニューカーを作るとよろしいかと。是非是非。

どうでもいいけど、デルタっぽい車を、どこか作らないかね？