鉄人28号 第8話

鉄人暴走の話がどんな展開だったら満足するかは第1話の感想の時に書いた。
今回の展開は基本的にその通り、悪に組した鉄人が振り向いた姿はなかなかに禍々しくていい感じ!
正太郎が自分で結論を出して鉄人との距離を測った、そして鉄人は何も変わらない。
おんなじ正太郎だからっていうセリフは少々間抜けだが、いやいや、良いじゃないか。それでこそ主人公。 そして、最後にバッカスを倒す鉄人の姿は単純に格好良い。
これでラストの拳銃の弾が村雨の弾だったら、なんてこと無いダイハードなんだが、そうはせずに村雨がこの先悩みつづける種を抱えたままというのが、さらに良い。
一人だけ解放されないなんてちょっとかわいそうだが、結論を出す役に選ばれた宿命だ。

ああ、これで村雨がもうちょっと高尚な事で悩んでてくれれば・・・はぁ・・・。

まぁしかし、今回初めて作画も脚本も演出も良かったと思った。このシリーズ、ずいぶんと変なセリフばかりで嫌な予感がしてたが、これ位の水準の話が平均点くらいだったら、結構いいTVアニメなんではないだろうか。

だけど、ラスト、こんなにハードになるんなら最初の一本が軽すぎじゃねぇか?